転がる石のように

矢沢永吉・語録に、
「コンサートは、音を聴くだけのとこじゃない。
 何か気持ちをもって歌ってる男に、会いに行くものなんだ」
というのがあって。

 今日(2019/5/19)の香七絵のお祭りでのやすかずんライブは、
 逆境の渦に不器用に立ち向かう姿が輝く、正に彼らしい時間だった。

「本人が納得出来る完成度で演奏される日はいつになるのだろう・・・」
 と言いたくなるくらい、やずかずんの楽曲は緻密。
曲の再現度で音楽の質が問われるのならば、
其処かしこに亀裂が見えたライブだったのかも知れない。

しかし、手持ちの札で全てが安全に進むような出来レースは、
「ライブパフォーマンス」なのだろうか?
ミスのない演奏を聴きたいならば、録音物で済むはず。
「破綻の無い、安定した演奏」なんかではなく、
「転んだとしても、挑戦する姿勢」を叩きつけるのがライブなんだと、
やすかずんは身を持って示していた。

・・・そうして、永ちゃんの言葉が思い出された。。。


岩橋 信之 nobuyuki iwahashi

音楽好き。 生ギターで自作曲を独奏したり、 その他の楽器で色んな人と演奏したり。

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