2023.05

リンクのブログはちえさんが書いて下さりました。・・・吉田秀和氏が、バッハの何かの独奏曲について、「聴き人を、弾く人本人以外には求めない音楽」と書いてましたが、私のやっている（やりたい）音楽も、まさにそれで。でも、それは、他者を拒絶する、とかそんな大げさな話ではなく。そんな前置き（汗）で、何が書きたかったのかと言うと、この日のライブでの、私の率直な感想は、「自分のやってきたことは間違っていなかったんだな」と、自然に思えた、のです。在り方、としての、独り言の音楽、であったとしても、それについての関わりは多様であっていいし、星座のように交わることなく存在し合うことで、浮かび上がる絵はあるのだな、と感じたひとときでした。

「わたしの夢のひとつは「優しい世界に住むこと」だったような気がするのですが、もしかして夢が叶っているかも？」という感想を頂いた、cafeマルマスのライブ。これは、音楽そのものについて、というより、「今、ここに、住んでいる場所」が優しい世界であることが、音楽と共に？（音楽を通じて？）浮かび上がってきたのかな、と思った次第・・・初めての鳥取、境港市。「ちょうどいい、距離感・空気の場所」と、ちえさんからお話は伺ってましたが、正にそう！多くの建物が一階か二階という風景の見晴らしのよさと、暮らしている人のトーン（音色？気？）の居場所が、実に繋がっているかの印象。・・・私が以前の勤務先での社員研修で「ソの高さで話すと、声が通り、印象がいい」とい...